【書評】最速で仕事が終わる人の時短のワザ【残業0へ】

書籍

皆さんこんにちは、鹿児島の税理士の引地です。

「最速で仕事が終わる人の時短のワザ」(著者:伊庭正康)という本を読みまして、特に参考になった点をピックアップして紹介していこうと思います。

著者の伊庭正康さんは、リクルートのトップ表彰を4回取られている方で、リクルートというと忙しいイメージがありますが、伊庭さんはほとんど残業をしていなかったみたいです。

上司からポイントを教えてもらったことがキッカケだったようです。本書ではそういったテクニックがいろいろ書かれていますので、もっと知りたいって思った方はぜひ本書を読まれてみてください。

それでは、参考になったポイントを書いていこうと思います。

納期交渉をしよう

よく仕事で「なるべく早く」っていう仕事が舞い込んできますよね。

こういった仕事の依頼があったときの対応法としては、

× ⇒ 「すぐやります!いつまでに終わらせればいいですか?」

〇 ⇒ 「すぐやります!差し支えなければ3日、いただいてよろしいですか?」

ということで、〇の対応をするようにしましょう。

×の行動を続けていくと、どんどん仕事が舞い込んできて仕事のコントロールができなくなります。残業をせずに終わらそうと思ったら時間の主導権を持つことが大事です。

加えて、余裕を持って納期交渉をしておいて、実際はそれより前に提出することで評価が上がる、というテクニックもあります。上の例だったら、2日目に持っていくと相手に喜ばれます。

すぐに返事ができないなら、迷わず期限を伝える

自分だけでは返答できない事案が生じて、上司から意見を貰う必要があるときなどは、返信までに時間がかかることが往々にしてあります。

そういったときは、

× ⇒ 分かり次第、またご連絡します

〇 ⇒ 今週の金曜日までにご連絡いたします

〇のように返信することによって、相手に不安を感じさせないし、自分も仕事をいったん手放せるので、どちらにとってもいいですよね。

最短で成果を出すためには「タイムマシン法」を使おう

結果を確実に出すの共通点として、逆算思考で物事を考える傾向があります。

まぁ確かにそうですよね。がむしゃらにがんばる人よりかは成果が出そうです。

ということで逆算思考を活かしたおススメの方法が「タイムマシン法」です。

例えば、三か月後に営業目標を達成しないといけないのならば、

  • 二ヶ月後には80%まで達成する
  • 一ヶ月後には40%まで達成する

というように中間目標を定めていって、じゃあ一ヶ月後には40%達成しないといけないから、今週は〇〇をしよう、今日は〇〇をしよう、と計画立てられますので、一日を無駄にすることがなくなりますよ。

「勝ち筋」を作る

商談ごとにその場その場で対応していったら成果が安定しないことがあります。

というわけで、先に「勝ち筋パターン」をイメージしておくようにしましょう。

こういう話の流れになったら〇〇で提案する。など先に決めておくことによって、成果が安定するようになります。

なおかつ、心理的な余裕も生まれますのでおススメの方法です。

スマホを遠ざける

近くにあるとなんとなく手に取ってしまうのがスマホ。実は集中力を阻害する原因にもなっています。

ある調査で、「スマホを別の部屋に置く」「ポケットに入れる」「目の前に置く」のグループに分けて、スマホが人間の集中力に与える影響についていくつかのテストを行ったところ、最低点のグループは「スマホを目の前に置く」グループでした。

ということで、なるべくスマホは遠ざけた方が吉ですね。

タイムクロッキングコンテナと言って、設定した時間まで取り出せないようなシロモノもありますので、いざという時はそちらも検討しましょう(笑)

音声入力でメールを送る

ちょっと空いた時間にでもメールを返信できたら、時間の無駄がなくなりますよね。

ということで、スマホの音声入力を使ってメール送信できるようになると、メールの処理効率も上がります。

たとえば、

「山本様
 お世話になります。伊庭です。」

という文面だったら、

「やまもとさま 改行 おせわになります まる いばです まる 改行」

というように音声入力することによって、文面を作成することができます。

何が何でも箇条書きで書く

用件がいろいろとあると、文章も長くなりがちですし、読みにくさも増します。

文章を読みやすくするためには「何が何でも箇条書きで書く」ことを意識しましょう。

著者がしている方法は、先に「・」を二個、三個入れてから、文頭、文末を入力し、最後に箇条書きの箇所を埋めるという方法でされているようです。

アンカリングを活用する

ポツリと言ったひとことが、前提となってしまうことは少なくありません。これを心理学では「アンカリング」といいます。

具体的にどう使うのかというと、たとえば譲れない締め切りが一週間後にある場合、

「明日にでもできますか?」と聞いてみて、

「明日は無理です」となったら

「じゃあ三日後はいかがですか?」というように日程調整をすることで、「明日」という前提知識がありますので、譲れない締め切り日より前に落ち着くことが多いです。

相手に無理させないことも大事ですが、日程交渉も重要なポイントです。

余談

引地税理士
引地税理士

いかがでしたでしょうか?

本書では時間を有効に使うポイントがたくさん紹介されていて

とてもタメになりました。

残業なくすように頑張りましょう!

著者は残業を失くすと同時に成果も上がったとのことです。

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