心理学って学んだことありますか?
「学問って勉強したいけど取っ付きづらいよね~」
って思ったことありませんか?
今回心理学の本を読みましたが、とても面白いし、わかりやすい!パンダとペンギンの対話形式で進んでいきます。
この本で特に面白かったな~と思ったところをご紹介しますので、日常で使える心理学の知識として勉強していきましょう!
いろいろな心理学の知識
初頭効果
A:明るい かわいい
強情な ずるい
B:強情な ずるい
明るい かわいい
人は最初に見たものの影響を強く受け、そのときに持った印象が長く続くという心理があります。これを初頭効果といいます。
上の文章はあるパンダをあらわす形容詞を並べたもの。
直感的にみるとAのパンダの方が好意的に感じられませんか?でも実際は言葉を入れ替えているだけで、同じ形容詞を使っているのです。
このように、Aは最初に好意的な言葉を並べているので、初頭効果の影響で全体的に好意的な印象を受けてしまいます。
初頭効果は、数ある心理効果の中でも強い効果があり、無意識に判断基準に影響を与えています。
最初の印象が、全体の印象として決定づけられているため、その後に得た情報は、都合よく解釈してしまうため、印象が変わりにくいです。
なので、実生活で応用するとしたら、特に見た目を気を付けるようにしましょう。話す内容はその次です。
ホーソン効果
社員やアルバイトの仕事効率を上げるために、報酬や規則を利用することをついつい考えがちですが、
効果的なのは「誰かに見られている」という感覚。
人から注目されていると思うとがんばってしまうものです。これをホーソン効果といいます。
似た効果で、相手に期待することで相手の能力が向上するピグマリオン効果があります。ホーソン効果と似てますね。
なので、実生活で応用するとしたら、例えば、家で集中して仕事や勉強ができない人は図書館に行って人の視線を気にしながらやってみると良いです。
すぐに立ち上がったり、勉強をやめたりすると、周りから「集中力がないヤツだ」って思われそうですよね。
そしたら不思議と「よく見られたい」という心理が働いて頑張れるようになります。
デフォルト効果
私たちは最初から用意されているデフォルト(初期設定)をお勧めと思って容易に選んでしまう傾向があります。
居酒屋メニューなどでも、単品の価格を比較しないで、お得であるはずだと「刺身の盛り合わせ」「串焼きの盛り合わせ」などのお勧めを選んでしまいがちですよね。この効果をデフォルト効果といいます。
これは、経済心理学の損失回避傾向に関連するものです。人は得したいと考える気持ちよりも、損をしたくないと考える傾向が強い心理のことをいいます。
実生活に応用するとしたら、希望があったらいるものを「追加する」という販売方法と、いらないものがあったら「取り除く」という販売方法では、後者の方が圧倒的に売り上げが上昇します。
だから商売上は、どのようなデフォルトを組むのか?取り除き方はどうするのか?を考えることが重要なんですね。
心理学を実生活で活かそう!
紹介した以外でも実用的な知識がたくさんありました。ぜひご一読ください。
実生活で心理学を活かして、人間ってどういう傾向を持ちやすいのかを知ることで、よりよい生活を送れるようにしましょう!
参考文献:
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